「名医が回答!子どもの“目”Q & A」 子どもが目をこすったり、目を細めたりします。これって大丈夫?

Q: 子どもが目をこすったり、目を細めたりします。なにが原因なのでしょうか?

A: ドライアイや近視のサインかもしれません。注意して子どもを見てあげてください。

子どもが目をこすったり、目を細めながらテレビを見たりしていると心配になりますよね。この仕草は、実は、ドライアイや視力低下のサインかもしれないのです。
目をこするのは、アレルギーが原因と考えている方は多いのではないでしょうか。実は、その原因は、アレルギーではなく、ドライアイという場合もあるんです。パソコンやゲーム、本を読む時は、見ることに集中するので、まばたきの回数が減ることに。この状態では、涙が出ず、目の表面が乾くことで、ドライアイになりやすくなります。
次に目を細める仕草についてお伝えしていきます。人間の目はカメラと同じような構造になっていて、ピントを合わせる水晶体がレンズ、像を結ぶ網膜はフィルムのような役割を果たしています。視力が下がってピントが合わない状態というのは、カメラのレンズの調整がうまくいっておらず、フィルムに写る被写体がぼやけてしまっている状態なのです。目を細めるのは、レンズを調節してピントを合わせるようなもの。目の中に入ってくる光の量を調整することで、ある程度はっきり見えるようになるんです。そのため、視力が下がってきた子どもは、目を細めてものを見ようとするんですね。

目をこする、目を細めることについてお伝えしましたが、このような症状は、目が疲れてしまったときにはよくあること。「ゲームを1時間したら10分間休憩する」「お風呂につかる」「睡眠をとる」など、疲れをとることで回復することもあります。子どもの仕草に気になったら、コミュニケーションをとりつつ、確認していきましょう。

出典:本部千博著『眼科医が解説!子どもの近視は「脳」で治す』

監修

本部 千博さん
眼科・統合医療ほんべクリニック院長。日本ホリスティック医学協会顧問。1985年、岐阜大学医学部卒業。協立総合病院で研修後、内科医として勤務。1989年、岐阜大学医学部眼科学教室に入局。2005年、名古屋で「ほんべ眼科」を開業。2018年より医院名を「眼科・統合医療ほんべクリニック」に。「近視は治せる病気である」をモットーに、子どもの近視矯正に注力。親子教室の開催を通じて近視になりやすい行動や生活環境に警鐘を鳴らし、視力に関する情報を積極的に発信している。『眼科医が考案 1日3分あそぶだけ! 子どもの目がぐんぐんよくなるトレーニングゲーム』(PHP出版)など、著書多数。