【老視(老眼)と近視、遠視、乱視の違い】予防と矯正方法までご紹介

【老視(老眼)と近視、遠視、乱視の違い】予防と矯正方法までご紹介

はじめに

2020年に約1万人の男女にアンケートをとったところ、約8割の方が目の健康に関心を寄せていました。(参考:目の健康に関するアンケート調査)

そのような中

  • 老視(老眼)と近視、遠視、乱視の違いは?
  • 私や子どもは4つの中のどれなの?
  • 予防や治す方法を知りたい

方もいるのではないでしょうか。

今回は視力に悩むあなたのために

正常な目
下記目の状態や見え方、原因、予防、矯正方法の違い
老視(老眼)
近視
遠視
乱視

をお伝えします。

4つの違いを知りストレスなく見える解決方法がわかるため、ぜひ最後までご覧ください。

老視(老眼)と近視、遠視、乱視の違い

老視(老眼)と近視、遠視、乱視の違いをまとめました。

見え方 問題点 原因 予防 矯正方法
老視(老眼) 近くが見えづらい 調節機能 毛様体筋が弱体化し、水晶体が固まるため 自立神経を整える 遠近両用メガネやコンタクトが一般的
近視 遠くがぼやけ近くは見える 屈折方法 目が長いため 外遊び
・近視用のメガネやコンタクト

・オルソケラトロジー

・ガボールパッチ

・レーシック

・ICL
遠視 近くも遠くも見えづらい 屈折方法 目が短いため トレーニング 遠視用のメガネやコンタクトで矯正が一般的
乱視 上下左右2重になり歪んで見える 屈折方法 水晶体や角膜の変形
・適切なメガネとコンタクト

・近くを見過ぎない

・正しい姿勢

・視力回復トレーニング

・逆まつげや角膜の病気を防ぐ

・乱視用のメガネやコンタクト

・ガボールパッチ

・レーシック

・ICL

正常な目(正規)

4つの違いを詳細に解説する前に、正しく見える目についてお伝えしましょう。

正常な目(正規)は、光が角膜と水晶体を通り屈折します。

網膜に映画のスクリーンのように映し出されるのです。

老視(老眼)

画像引用:北山眼科クリニック

通常毛様体筋が内側に収縮し、水晶体が厚みを増すことで近くを見る際にピントが合います。

しかし年を重ねるとピント調節機能が衰え、近距離が見えづらくなり老視(老眼)になるのです。

なぜなら毛様体筋が弱体化し、水晶体が固まるためです。

老視(老眼)の初期症状として、ピント調節機能の反応が遅くなり本の字が読みづらくなることが挙げられます。

例えば近くのスマホを確認し遠くの景色を見ると、ピントが合いづらい等です。

今までメガネに頼った経験がなかったにもかかわらず、近くも遠くも見えづらくなることもあります。

老視(老眼)予防

老視(老眼) 予防は自律神経を整えることが大切です。

40度から50度に温めたスプーンで目の周辺をタッピングすると、毛様体筋を鍛えることができます。 

目の周りだけでなく全身の巡りを良くするためには、ジャンプも効果的です。

1953年生まれのある男性は、上記にあわせ生活習慣にも気をつけているため2021年時点で68才でも老視(老眼) しらずとのこと。

老視(老眼)矯正方法

老視(老眼)矯正方法は、遠近両用メガネやコンタクトにすることです。

 

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近視

網膜の前でピントが合うため、遠くがぼやけ近くは比較的見えます。

なぜなら遺伝や近距離を頻繁に見る等近視になりやすい生活で、目が長くなるためです。

ちなみに元々近くはピントが合うため老視(老眼)に気づきづらく、なっても遅めのため誤解が生じたようですが、近視も老視(老眼)になり得ます。

近視予防

外で遊び近視予防しましょう。

近視研究会によると1日2時間以上外で遊ぶことを推奨しています。

実際に外で遊ぶ運動好きな子どもは視力が良い傾向もあるのです。(参考:小学生の生活習慣の現状と視力の関係)

 

近視矯正方法

  1. 近視用のメガネやコンタクト
  2. オルソケラトロジー
  3. ガボールパッチ
  4. レーシック
  5. ICL

オルソケラトロジーは酸素を良く通すコンタクトを就寝中につけ、黒目を変形させることです。

目における形の個体差がなくなり、朝外した際に視力が矯正されます。

ガボールパッチは1日3分縞模様のペア探しをするトレーニングです。

視力は目のみで完結せず、脳でモノを認識し捉えることで見えます。

脳を鍛えることで、視力回復につながるのです。

下記アプリでトレーニングできます。

ガボールパッチで視力回復トレーニング

ガボールパッチで視力回復トレーニング

posted withアプリーチ

レーシックは角膜にレーザーを照射し、光の屈折機能を調整します。

画像引用:長岡眼科医院

ICLは水晶体と虹彩の間にレンズを入れ、視力を矯正する手術です。

 

遠視

網膜の後ろでピントが合うため、近くも遠くも見えづらい傾向にあります。

原因は目が短いためです。

老視(老眼)は水晶体の調節機能が衰え起こるのに対し、遠視は角膜から網膜までの長さが短く焦点が合わないため発生します。

遠視が原因で視線が正しく対象物に向かない斜視になることもあるため注意です。

両目の筋肉のバランスが少しずれているため、起こります。

子どもの遠視

子どもの遠視の注意点は、ぼやけて見える状態を普通と思う可能性がある点です。

そのまま生活し続け、メガネをかけても視力が0.1に満たない弱視になる可能性があります。

矯正視力で両目0.7以上必要な運転免許が取得できず、将来不便です。

視力発達が停止する小学校入学前までに、完治させる必要があります。

3歳検診で発見する、様子を見守り「視力が悪いのではないか」と思えば、早めに眼科受診してください。

遠視予防

遠視予防には下記を試しましょう。

  1. 腕を伸ばして親指を立てる
  2. 顔の位置は動かさず近く(親指)と遠く(腕と一直線上にある対象物)を交互に見る
  3. 30往復繰り返す
  4. 終了後は手を擦り温めて、10秒手をおわん型にして目を覆う

遠視矯正方法

遠視用のメガネやコンタクトで矯正する方法が一般的です。

乱視

画像引用:北山眼科クリニック

乱視は光が入る角度によりピントが合う位置がバラバラになるため、上下左右が二重になり歪んで見えます。

近視と遠視の合併症になる場合も多いです。

水晶体乱視 

遺伝や目の酷使から水晶体が変形

角膜乱視

遺伝や目を細める癖で角膜が曲がり発生

視力が悪いと特に一生懸命見ようと目を細める回数も増えるのでしょう。

繰り返されると黒目部分に負担がかかる可能性もあります。

角膜は近視により眼球が長くなるため一緒に歪み、逆まつ毛で黒目に頻繁にあたり傷つくこともあるのです。

乱視予防

乱視予防は次の5つです。

1つ目に目を細めないために適切に見えるメガネやコンタクトを使用しましょう。

2つ目に近くを見過ぎないようにしてください。

遠くを眺める時間を意識的に作ることが大切です。

3つ目に正しい姿勢を保ちましょう。

4つ目はガボールパッチや遠視予防でご紹介したような、視力回復トレーニングです。

目の伸長(近視)を予防することが、乱視を防ぐことにもなります。

5つ目に逆まつげや角膜の病気を防ぎましょう。

重度の逆まつげは手術で治すことや、角膜の病気になった際は治療に専念することが重要です。

乱視矯正方法 

乱視矯正方法は次の4つをご検討ください。

  1. 乱視用のメガネやコンタクトを使う
  2. ガボールパッチ
  3. レーシック
  4. ICL

2から4の詳細は、「近視矯正方法」の見出しをご覧ください。

まとめ

  • 老視(老眼)と近視、遠視、乱視の違いは目の状態や見え方
  • 老視(老眼)はピント調節機能異常、他3つは屈折異常
  • 予防は自律神経調整や外遊び、トレーニング等が効果的
  • 矯正方法は主にコンタクトやメガネだが、ガボールパッチやレーシック、ICL等特殊な方法もある

今回は4つの違いについてお伝えしました。

 

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