子どものめがねは、視力が低下する前にかけるべき?!「予防」が必要な5つの理由

子どものめがねは、視力が低下する前にかけるべき?!「予防」が必要な5つの理由

小学生の約3割、中学生の5割以上が、視力1.0未満という現実

スマートフォンやPC、タブレットが身近になったことで「子どもの視力低下」が深刻な社会問題になろうとしています。文部科学省の調査では、小学校で約3割、中学校では5割以上の子どもの視力が1.0を下回るという結果が報告されています。教室の最前列に座っても黒板の文字が読めない「視力判定D」と診断される子どもも小学生の約1割、中学生の約3割にのぼり、小さいうちから視力低下を予防する必要性が高まっています。

出典:令和元年度学校保健統計(学校保健統計調査報告書)

 

子どものうちから「視力低下予防」が必要な、5つの理由とは?

視力は、一度低下してしまうとなかなか回復させることができません。視力が低下すると、子どもたちにはどんなリスクが発生するのか。「予防」が欠かせない、5つの理由をご紹介します。

理由1:職業選択のリスク

職業によっては、最低どれくらいの視力が必要になるか定められています。そのため視力が悪くなってしまうと、希望している職業に就けなくなるリスクがあります。看護師や警察官などは、めがねやコンタクトレンズで視力矯正すれば良いですが、パイロットなどの職業では裸眼での視力が必要です。

 

理由2:病気のリスク

視力が低下する理由としては病気のリスクが挙げられ、急激な視力低下などは病気が進行している可能性が考えられます。近視が進行すると眼球の形が楕円形に変化するため、楕円形になった眼球が原因で、神経や組織などにキズが付くケースは少なくありません。

出典:Children's University Hospital (Ireland) の研究

 

理由3:お金のリスク

視力が低下した場合、めがねやコンタクトレンズによって矯正ができるため、視力が低下してしまっても大きな問題にならないケースは多いです。ただし、めがねやコンタクトレンズには定期的にお金が必要になります。子どもが成人するまでのあいだ、親は視力矯正のために、どのくらいの費用を払う必要があるのか、概算してみましょう。

(6歳からめがねを作成し、20歳までかかる費用を前提に概算/めがね1本10,000円〜20,000円、2年に一回交換を想定=計70,000円〜140,000円/定期検診は、年に1〜2回実施/初診料2,000円程度/一回の定期検診あたりの費用は約1,000円程度/14年間、年に1〜2回定期検診を受ける場合=14,000円〜28,000円)

(6歳からマンスリーコンタクトレンズを作成し、20歳までかかる費用を前提に概算/コンタクトレンズ1回分2,000円×12ヶ月×14年=336,000円/定期検診は、年に3回実施/初診料2,000円程度/一回の定期検診あたりの費用は約1,000円程度/14年間、年に3回定期検診を受ける場合=44,000円) 

視力回復治療は、保険適応外の自由診療となります。視力を回復する治療法も多数開発されていますが、手術や長期間にわたる治療が必要となります。このことからも、視力が低下してから対策をとるより、まず予防をすることが大切だということが分かります。

  

理由4:時間のリスク

めがねやコンタクトは自分で自由に作れるものではなく、定期的に眼科やめがね屋さんにいかなければなりません。めがねやコンタクトで視力を矯正するために、トータルでどれくらいの時間を費やすことになるかを知っておきましょう。

(6歳からめがねを作成し、20歳までかかる時間を想定して概算/定期検診は、年に1〜2回実施/一回の定期検診あたりの時間は、待ち時間を含めて約2時間程度/通院に1時間程度/14時間、年に1〜2回定期検診を受ける場合=36〜72時間/2年に1回めがねを交換するとして購入時にかかる時間が約2時間=14時間)

(6歳からコンタクトレンズを作成し、20歳までかかる時間を想定して概算/定期検診は、年に3回実施/一回の定期検診あたりの時間は約1時間程度/通院に1時間程度/14年間、年に3回固定期検診を受ける場合=84時間/コンタクトレンズを洗うなどのケアが1日10分と想定して365日×14年×10分=51,100分=約851時間)

 

理由5:勉強・スポーツへの支障

視力が悪くなっている状態では黒板などが見えにくいため、授業などに集中できずに学習効率の低下などにつながります。本人は勉強に集中したいと思っていても、見えにくい黒板を見るために意識を使ってしまうのはもったいないです。

また、スポーツに関してもめがねを選択しているとプレー中にずれてしまったり、コンタクトの場合でも落としてしまったりが考えられるでしょう。めがねやコンタクトレンズに気を取られてしまえば、十分なパフォーマンスを発揮するのが難しくなります。

 

 

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子どもの頃からめがねをかけるべき?

一般的には、学校などで視力を気にせずに、授業が受けられる視力は0.7程度といわれています。もし、視力が0.7を下回っている状態なら、めがねを掛けたほうがよいでしょう。また、単純な視力だけではなく乱視や遠視などで視力通りに見えていない可能性もあります。

授業などを落ち着いて受けるのであれば、視力を確保するためにもめがねなどで視力矯正が必要です。日常的にかけなくても、授業中だけでも使用するようにしましょう。

子どもはどうしてもめがねを掛けるのを嫌がるケースも多いです。しかし、視力が足りていない状態で集中していると目の疲れの原因になります。目の疲れから全身の倦怠感や頭痛などにもつながるため、普段から目を細めるなどの症状が子どもに見られる場合は注意しましょう。

子どもの間は視力の変化が激しい傾向にあり、一時的に視力が悪くなっている場合は回復する可能性もあります。一時的に視力が悪くなっている状態か、そうでないかの判断は難しいため、できるだけ早い段階で眼科の受診がオススメです。

  

子どもの視力はめがねをかけると悪くなる?

子どもの視力はめがねをかけると悪くなると聞いた方も多いでしょう。しかし、環境に合わせて適切な使い方をしていると悪くなりません。めがねは視力を手助けするものであるため、視力に合わせためがねであれば問題ありません。ただし、視力に合っていないめがねを使用すれば、目の負担になって視力低下の原因になることも考えられます。

子どもの適切な視力を把握するためにも、定期的に眼科で視力検査を受け、めがね屋さんで正しい度のレンズで作成することが大切です。また、子どもの視力は変動する可能性もあるため、定期的に視力が変動していないかの確認もしましょう。

 

「Ai/Glasses」を活用して、子どもを近視リスクから守る。

「Ai/Glasses」は、「子どもの目と、将来を守りたい」という想いでつくられた、近視予防めがね。センサーが子どもの視環境を読み取り、アプリでデータを収集することで、近視の原因となる「近くの見過ぎ」を防ぎます。

距離や時間、姿勢の検知機能だけでなく、振動ブザーによるお知らせ機能がついているのが「Ai/Glasses」の特長です。「めがねが震えたら休憩しようね」というルールさえつくっておけば、親がこまめに注意したり、自分が会社にいる間に、見えないところで子どもの近視リスクが増大してしまったりすることを防げます。「Ai/Glasses」を日常的にかけることで、子ども自身が「近づきすぎ」「見すぎ」に気を配るようになり、徐々に目にやさしい生活習慣が身についていくのです。

子どもの目と、その先にある未来を考えて開発された「Ai/Glasses」。このめがねを生活に取り入れることで、大切な子どもの将来の可能性を守っていきましょう。 

この記事を監修した人

本部 千博さん

眼科・統合医療ほんべクリニック院長。日本ホリスティック医学協会顧問。1985年、岐阜大学医学部卒業。協立総合病院で研修後、内科医として勤務。1989年、岐阜大学医学部眼科学教室に入局。2005年、名古屋で「ほんべ眼科」を開業。2018年より医院名を「眼科・統合医療ほんべクリニック」に。「近視は治せる病気である」をモットーに、子どもの近視矯正に注力。親子教室の開催を通じて近視になりやすい行動や生活環境に警鐘を鳴らし、視力に関する情報を積極的に発信している。『眼科医が考案 1日3分あそぶだけ! 子どもの目がぐんぐんよくなるトレーニングゲーム』(PHP出版)など、著書多数。

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