視力と脳の密接な関係とは?突然の視力障害は脳や神経からのSOSかも

視力と脳の密接な関係とは?突然の視力障害は脳や神経からのSOSかも

「脳の病気と、ものが見えにくくなることって関係あるの?」
「目に障害が生じる脳の病気って?」
「視力の低下って、神経発達にも影響があるの?」
こんな疑問をお持ちの方はいませんか?

実は、目と脳は密接な関係があります。
脳の病気によって視力障害が生じたり、視力の低下により、神経発達へ影響が生じることも。

今回は、目と脳の関係についてくわしく解説していきます。

以下の内容について触れていきます。
・ものが見えるしくみ
・視力障害が生じる、脳や神経の病気
・視力は脳や神経発達に影響を及ぼす

この記事を最後まで読んでいただくと、突然現れる病気の前兆を知ることができます。

それでは、ものが見えるしくみから解説していきます。

ものが見えるしくみ


わたしたちは、ものを見るときに、対象となる物体をまず目で捉えます。

「もの」を見ようと思ったとき、まず目で見た「もの」という情報は網膜に映し出されます。
網膜に映し出された「もの」という情報は、瞬時に神経〜脳へと伝わり処理されます。

脳では、「もの」の大きさや位置・色形・動きなどの細かい情報を処理し、正しい情報を認識するのです。
「もの」を認識するためには、目だけではなく脳で処理されることが重要になってくるのです。

それでは、脳への道筋が障害を受けると、視力にはどのような影響があるのでしょうか。

視力障害の起こる脳や神経の病気について解説していきます。

突然の視力障害、脳や神経ではこんなことが起こっているかも


「ある日突然視野が狭くなった」「視力障害とともに、頭痛や嘔吐・麻痺が現れた」
そんな時は、脳で何かが起こっている可能性も。

脳に何らかの障害が起き、視野に異常が生じる要因は、視覚路の障害にあります。
視覚路とは、目で見た情報を脳まで伝える神経通路のことです。

この伝達通路が脳の障害により遮断されてしまうと、正しい情報が目や脳に行かなくなり、視力障害へと繋がるのです。

視力障害の起こる、脳や神経の病気について、くわしく解説していきます。

 

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脳の病気


脳に何らかの異常が生じることで、目にはどのような影響が出てくるのか。

視力障害の起こる脳の病気として代表的なもの2点について解説していきます。

・脳腫瘍
・脳血管障害(脳梗塞、脳内出血)

ひとつずつ解説していきます。


脳腫瘍


脳腫瘍とは、頭蓋骨の中にできる腫瘍です。

腫瘍が狭い頭蓋骨の中で大きくなると、脳と腫瘍で頭蓋骨の中が、ぎゅっと余白のない状態になります。
このように、頭蓋骨の内容が圧迫されている状態を「頭蓋内圧亢進」と呼びます。

症状としては、頭痛・嘔吐・視力障害が現れ、痙攣が起きることも。

腫瘍というと、発症は成人に多いイメージがありますが、小児でも起こり得ます。
好発年齢は、小児では5~9歳、成人は40~50歳です。
脳血管障害(脳梗塞、脳内出血)
脳血管障害とは、脳血管の虚血や出血が原因で障害が生じる病気です。

脳の血管に血の塊がつまったり、血管が硬くなり血流が途絶えてしまう状態を脳梗塞。
高血圧などが原因となり、脳の血管が破れて出血してしまう状態を脳内出血と呼びます。

代表的な症状としては、片麻痺・しびれ・感覚障害などがあります。
そのほかに眼科的な症状としては、眼球運動障害・視力低下・視野障害などが起こってきます。

神経の病気


目からの情報を脳へ伝える際、その信号は視神経を通ります。
視神経に異常がある場合も、視力障害につながる場合が。

神経が原因となり、視力障害が生じる代表的な疾患は以下の2つです。

・視神経炎
・視神経症

くわしく解説していきますので、ぜひチェックしてみてください。

視神経炎


眼球からの情報を、脳へ伝えるために伸びている「視神経」という部分に、炎症が起こる病気です。

原因は、多発性硬化症、感染によるものがありますが、原因不明なものが約1/3を占めます。
症状は、視力低下や視野欠損、眼痛などが現れます。
視野欠損は、中心部に黒いモヤがかかっているように見える「中心暗点」が特徴。

自覚症状が出やすい病気なので、症状に気づいた場合は、すぐに病院へ受診することが望ましいです。

視神経症


虚血や遺伝・外傷といった、炎症以外の症状で視神経に障害が生じる病気です。

その中でも虚血性視神経症は、視神経に栄養を届ける動脈が狭くなる・閉塞するといったことにより、目への障害が起こってきます。

症状は、視力低下や視野欠損、眼痛など。

はじめは、片目のみの発症でも、数週間~数か月のうちに他の目にも発症することがあるため、早期治療が必要となります。

視力低下などの症状が突然現れた場合は、眼科に受診することをおすすめします。

 見えないまま放っておくことでの障害


目と脳は密接な関係があると話してきましたが、視力不良のまま放っておくことで、以下のような影響も。

・視力の発達を妨げる
・学習能力が低下する

脳の病気が目に影響を与えるのと反対に、視力不良が脳に影響を与える可能性もあるのです。

それでは、どのような影響があるのか、くわしく解説していきます。

 視力の発達が妨げられる


視力が悪いことで、目の神経がうまく成長しないということが起こります。

視力の発達が著しい時期は生後1歳前後といわれています。
その後、8歳くらいまで緩やかに成長。

この視力発達の大事な時期に、ただしい視覚刺激が与えられないと、目や神経は正常な発達を遂げることができずに「弱視」という状態になります。

子どものうちに斜視や目の位置の異常といった「目」に問題がないか、日常でのチェックはもちろん、きちんと健診に行くことが重要です。
### 学習能力が低下する
視力不良のまま放っておくことで、学習能力が低下するという研究結果も。

視力が学力に与える影響は、主に以下の2点が関係してきます。
・集中力の低下
・思考力の低下

見えない・見えにくいことで、勉強に集中することがむずかしくなり、学力が低下する原因になります。
また、学力の低下は、勉強意欲の低下にも繋がるため勉強嫌いになる可能性も。

子どもの目が見えにくくなっていないか、日常や学校での様子をチェックすると良いでしょう。

まとめ


今回は、目と脳の関係について解説していきました。

目と脳は密接な関係があり、目で見た情報は、脳で処理されることにより、はっきりとその姿かたちを認識することができます。

脳や神経の病気が原因となって生じる、視力障害もあるため、頭痛や嘔吐といった視力以外の症状にも注意を払う必要があります。

また、子どもの視力不良は、神経発達や学習の妨げになる可能性も。

さまざまな角度から観察し、子どもの視力を守っていきましょう。

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