テレビ、タブレット、スマホ。 “小さい画面“ほど、近視になりやすい?

テレビ、タブレット、スマホ。 “小さい画面“ほど、近視になりやすい?

“小さい画面”ほど、近視になる可能性が高まります。

スマホやタブレットは子どもにとって身近な存在。その影響もあって、子どもの近視のリスクは高まっています。「子どもが見ているテレビやPC、スマホ。結局、どれがいちばん目に悪いの?」そんな悩みがある方も多いのではないでしょうか。実は、子どもが見ている「画面の大きさ」によって、視力低下のリスクは変わってくるんです。画面が小さければ小さいほど、近視になる可能性があるので注意してあげてください。一般的な大きさで言えば「テレビ<PC<タブレット<スマホ」という順番になります。

では、なぜ画面が小さいほど、近視のリスクが高まるのでしょうか。


“小さい画面”になればなるほど、目を動かさなくなる。

スマホなど画面が小さいものを見ているときの目の動きに注目してみましょう。小さな画面は、視線をあまり動かさなくても全体が見えるので、眼球がほとんど動いていないことがわかります。さらに、小さい画面では、そこに表示される文字も小さくなりがち。細かい文字を一生懸命見るために、目のピントを合わせるための筋肉「毛様体筋」が緊張することで、疲れがたまり、近視になりやすくなります。

そもそも人の目は、周囲の様子や危険がないかを確認するために、キョロキョロと動いているのが自然な状態です。そのため、子どもがゲームやスマホを見るときによくしている一点集中型の目の使い方は、本来の目の使い方とは正反対なんです。

この使い方では、目を動かす筋肉である「外眼筋」を動かすことがありません。何時間も同じ姿勢でいるのがつらいように、外眼筋も動かしていないと緊張し、疲れがたまってしまいます。また、目を動かさないことで、目の周辺が血流不足になり、栄養も行き渡りにくくなります。その影響で、視力が低下する可能性があります。


どんな画面を、どのくらい見ているのかを把握して、子どもの目を守ろう!

学校の授業を終えて、塾へ通い、家ではゲームやスマホを見る、という生活をする子どもが増えていますよね。「ゲームは1時間」と決めていても、その後は、テレビを見ていることも。「子どもの視力低下を予防したい」そんなおうちの人のサポートをするために「Ai/Glasses」は生まれました。

「Ai/Glasses」は、専用のアプリと連携することで、何をどれだけ見たかという「データ化&分析」や、スマホ・テレビの「見ている時間を測定」する機能があります。アプリで設定した時間を超えたときは、振動ブザーで注意をうながすこともできます。「めがねが振動したら、スマホを見るのはやめようか」というルールを決めたり、「きょうはめがねが震えなかったね」と褒めてあげることもできます。「Ai/Glasses」を使って、何を見ているかを把握して、子どもの目を守っていきましょう。

このサイトでは、お子さんの姿勢や目と見ている物の距離を正しく保つグッズをご紹介しています。

以下の画像リンクから、ぜひごらんください。↓


この記事を監修した人

監修本部 千博さん

 

眼科・統合医療ほんべクリニック院長。日本ホリスティック医学協会顧問。1985年、岐阜大学医学部卒業。協立総合病院で研修後、内科医として勤務。1989年、岐阜大学医学部眼科学教室に入局。2005年、名古屋で「ほんべ眼科」を開業。2018年より医院名を「眼科・統合医療ほんべクリニック」に。「近視は治せる病気である」をモットーに、子どもの近視矯正に注力。親子教室の開催を通じて近視になりやすい行動や生活環境に警鐘を鳴らし、視力に関する情報を積極的に発信している。『眼科医が考案 1日3分あそぶだけ! 子どもの目がぐんぐんよくなるトレーニングゲーム』(PHP出版)など、著書多数。
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