コロナ禍で急増中!昼夜逆転を招くデジタル時差ボケとは

はじめに

コロナ禍の影響で、リモートワークやなど家で過ごす時間が増え、PCやスマートフォンといったデジタル機器の利用時間が増加。ディスプレイから出るブル―ライトを浴びる機会が多くなっています。ブル―ライトを浴びすぎると「体内時計」が乱れ、昼夜逆転などの原因となる「デジタル時差ボケ」が起きる可能性があります。

眼鏡ブランド「Zoff」が2020年に行った調査では、2人に1人がデジタル時差ボケに陥っていることが判明しました。
200528.pdf(zoff.co.jp)

デジタル時差ボケの主な症状とは

デジタル時差ボケの主な症状は、下記の通りです。

  • 寝つきが悪くなる、昼間に眠くなる
  • 集中力にかけ、仕事や学業に悪影響が出る
  • 女性ホルモンのバランスが乱れ、肌荒れや生理痛が起きる
  • なんとなくイライラする
  • 首や肩のこりや痛みを感じる
  • 目の痛みや疲れ、乾燥などの不調が多い

もし上記に当てはまる場合は、デジタル時差ボケかもしれません。そのままにしておくと、悪化する可能性もあるので要注意です。

なぜブル―ライトでデジタル時差ぼけになるのか


私たちが日中は活発に動き、夜に眠れるのは、体内時計のおかげです。体内時計とは、24時間サイクルで、さまざまな身体のリズムを整える仕組みを指し、私たち人間が生まれ持った能力です。

体内時計が正しく作用するためには「セロトニン」「メラトニン」という2種類のホルモンの働きが不可欠です。

朝起きて太陽の光を浴びると体内でセロトニンの分泌が始まり、日中にかけて分泌量が増加します。セロトニンが分泌されると、血圧や体温が上がり、脳の働きが活性化。仕事や勉強などの活動に適した状態になります。

メラトニンは、朝に太陽の光を浴びてから14時間後に分泌が始まる性質があります。メラトニンが分泌されると、体内温度が低下し、眠くなります。

ブル―ライトは太陽にも含まれる光の一種で、人間が見られる光のなかでも、最もエネルギーが強い光です。ブル―ライトの強い光を見ると、人間の脳は朝だと思い、メラトニンの分泌が減少します。そのため、夜にブル―ライトを浴びると、本来なら眠くなるはずの時間帯なのに、眠れなくなり、体内時計が乱れてしまいます。

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小学生の3人に1人が陥る「ゲーム時差ボケ」とは

デジタル時差ボケになるのは、大人だけではありません。コロナ禍により、休校になったり、遊びに行ける場所が限られたりとおうち時間が増えるなか、子どもがゲームをプレイする時間も増加。ディスプレイが発するブル―ライトの影響で、体内時計が乱れてしまい「ゲーム時差ボケ」となるケースが増えています。

「Zoff」が2020年12月に発表した調査によると、小学生の35.8%がコロナ禍の影響でゲームのプレイ時間が増えたと回答。さらに、小学生の3人に1人がゲーム時差ボケになっていることが判明しました※。ゲーム時差ボケは決して、珍しいことではありません。

ゲームは他のデジタルデバイスと比較すると、画面に熱中してしまいやすく、まばたきの回数が減ったり、長時間見続けたりしやすい傾向にあります。

ゲーム時差ボケの影響で、日中に眠くなったり、勉強への集中力やパフォーマンスが低下したりする可能性も。成長過程の子どもにとって、ゲーム時差ボケの影響は深刻です。さらに、ディスプレイの見すぎによるドライアイや近視など、多くの悪影響があります。

子どもの大切な健康を守るために、早めの対策が必要です。
https://www.zoff.co.jp/img/topic/migration/information_image/2020/1202/201202.pdf

今すぐできる!デジタル時差ボケ・ゲーム時差ボケの対策


デジタル時差ボケやゲーム時差ボケの悪影響は大きいですが、デジタル機器を全く使わない生活を送るのは難しいものです。今すぐできる、おすすめの対策を紹介するので、ぜひ取り入れてみてください。

  • 寝る前はスマホやPCを触らない、スマホを枕元に置かない
    スムーズに眠れるよう、就寝2時間前からはなるべくスマホやPCを触らず、ブル―ライトを浴びないようにしましょう。近くにスマホがあるとつい触ってしまうので、枕元やベッドの側には置かないようにするのがおすすめです。

  • 適度に運動する
    適度に運動することで、体内時計の乱れがリセットされ、リズムが整います。軽いストレッチや散歩など、取り入れやすい運動をコツコツ続けましょう。

  • メラトニンの入った食品を食べる
    安眠をサポートするメラトニンを多く含む食品を食べるのも、体内時計を整えるのに役立ちます。メラトニンを多く含む食品は、マッシュルームやナッツ類、卵、鮭など。特に鮭は、目をケアする成分であるアスタキサンチンも豊富に含んでいます。

  • ブル―ライトカットグッズや機能を活用
    ブル―ライトカット眼鏡やディスプレイに貼るブル―ライトカットフィルムなどのブル―ライトカットグッズを使えば、ブルーライト浴びる量をおさえられます。また、PCなどのブル―ライトカットモードを使うのもおすすめです。

  • 1時間ゲームをするごとに必ず休憩
    ゲーム時差ぼけ対策として、ゲームを連続でプレイするのは1時間までと決めて、必ず休憩をするようにしましょう。

  • ゲームは1日2時間まで
    大人でもゲームに夢中になって、何時間もプレイしてしまうことはあるもの。子どもはついゲームをやりすぎてしまう傾向があるので、ゲーム時差ボケにならないよう、1日2時間としっかり上限を決めておきましょう。ゲーム自体を禁止するのではなく、メリハリをつけて楽しむのが大切です。

まとめ

コロナ禍でおうち時間が増えるのに伴い、デジタル機器の使用時間が増加し。ブル―ライトを浴び続けることにより体内時計が乱れるケースが増えています。この状態をデジタル時差ボケといい、昼夜逆転や集中力の低下などの悪影響が出ます。

子どもの場合はゲームのプレイ時間の増加によるデジタル時差ボケが増えており、ゲーム時差ボケと呼ばれています。

デジタル時差ボケやゲーム時差ボケの対策としては、下記の6つがおすすめです。

  • 寝る前にデジタル機器を使わない
  • 適度に運動する
  • メラトニンを含む食品を積極的に食べる
  • ブル―ライトカット眼鏡などを活用する
  • ゲーム時は1時間ごとに休憩する
  • ゲームは1日2時間までにおさえる

体内時計の乱れは心身に大きな影響を及ぼします。早めに対策して、健やかな日々を送りましょう。